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2017/06/14

(17-06.14.)(水);「アジア各国の不安や対日警戒」は虚構だった

(17-06.14.)(水);「アジア各国の不安や対日警戒」は虚構だった

<初の自衛隊海外派遣 国際社会は日本をたたえた> .

 現在、海上自衛隊の護衛艦および、P3C哨戒機が、アフリカ・ソマリア沖に出没する海賊から民間船舶を守るために、同海域で活動し、世界から高く評価されている。(夕刊フジ)
 そんな自衛隊の海外派遣は、湾岸戦争後のペルシャ湾への海自掃海部隊派遣(1991年4月)が最初だ。イラクがまいた機雷を除去し、船舶の安全航行を確保する事が目的だった。

 ところが、国内では異常な議論が巻き起こった。自衛隊の海外派遣が「海外での軍事行動にあたる」「近隣諸国への脅威となる」と云ったピント外れな物だった。自衛隊の活動によって、世界の船舶の「航行の安全」が確保され、「世界経済の安定」に寄与する事が、どうして問題なのか。わずか500トン程度の掃海艇数隻の派遣が、なぜ近隣諸国の脅威になるのか。ペルシャ湾に向かう日本の掃海部隊は、各寄港地で各国海軍に大歓迎を受けていた。

 ペルシャ湾掃海派遣部隊の指揮官だった、落合たおさ元海将補(当時、1等海佐)は語る
「アジア各国は、掃海部隊を大歓迎で迎えてくれました。最初の寄港地フィリピンをはじめ、ペナン、スリランカ、パキスタンも同様です。シンガポールでは軍の最高司令官から『東洋・アジアを代表して、どうか頑張ってきてください。支援なら何でもします』とまで言われました」

 「ところが、日本からFAXで送られてくる新聞記事に目を疑いました。当時のマスコミが報じていたのは『アジア各国の不安や対日警戒』という虚構でした。彼らは、ありもしないことを捏造(ねつぞう)していたのです。船上でこの事実を知って、怒りを禁じ得ませんでした」 だが、派遣隊員の士気はすこぶる高かった。落合氏は続ける。

 「平均年齢は32・5歳で、結婚適齢者が多かったんです。挙式が決まっていた隊員もいましたが、派遣が決まるや凛然として任務を引き受け、挙式を延期したのです。頭が下がる思いでした」 何より、この派遣を歓喜で迎えたのはアラブ諸国であり、この地域で働く在留邦人だった。

 日本政府はそれまで、総額130億ドル(当時のレートで1兆7000億円)の財政支援をしていたが、在留邦人は「金だけ出して血も汗も流さない」と揶揄(やゆ)されていた。子供たちは、他国の子供たちの言動に嫌な思いをしていた。 ところが、掃海部隊派遣で状況は一変した。国際社会は一転して日本をたたえた。クウェート解放に貢献した国の国旗をあしらったTシャツに日の丸も入った。(以下省略)
(えびなたろう)

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