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2016/08/21

21-小池都政とおおさか維新の連携観測 

21-小池都政とおおさか維新の連携観測         (2016-08.21.)

 小池百合子東京都知事は、都議会内の新会派や地域政党の結成について「選択肢の1つ」とした。また、都政改革本部のメンバーに大阪府・大阪市特別顧問の上山信一慶応大教授を起用したことで、おおさか維新の会との連携観測も浮上している。こうした動きの背景に何があるのだろうか。

 小池都知事は、自民党東京都連の推薦なしで誕生した。その経緯から、小池都政は既得権とは一線を画したものである。政策もこれまでの延長線上ではなく、改革的なものを指向している。都政改革本部のメンバーとなった上山氏は、これまで多くの自治体での政策提案の実績があり、その手法は改革的である。小池都政とは基本的に同じ政策方向なので起用したのだろう。

 小池都政が旧来の自民党手法でない改革指向になるのはある意味で当然だが、それが政治的にただちにおおさか維新との連携につながるかどうかはわからない。
 正確にいえば、似たような政策指向であるので、大阪府と東京都の間に広い意味での連携がなされるのは当然だが、政治的な連携がどこまで強くなるのかは未知数ということだ。

 大阪では、おおさか維新は自民党大阪府連と完全に対抗し、自民党大阪府連を圧倒している。これがおおさか維新の地域における絶対的な強みである。
 一方、東京では「小池新党」はまだ実在しない。おおさか維新のメンバーは自民党大阪府連を割って出てきた人が多いが、東京都連でどの程度そうした動きが出てくるだろうか。自民党本部も、東京都連が大阪府連の二の舞いにならないように、徹底的に締め付けるだろう。

 ということは、小池都政が、おおさか維新と手を組むとしても、今のところ小池新党にはほど遠く、せいぜい政策面だけの連携であろう。
 もっとも、政策を実現していく過程で、どうしても同じ政策指向の政治勢力が必要になってくる。おおさか維新は、選挙を通じて、勢力を拡大してきた。それは自民党大阪府連とのガチンコ勝負だった。

 小池都政ではどうなるのか。都知事選への出馬表明の際、小池氏は「都議会の冒頭解散」を掲げた。これには党議会が都知事を不信任するなら、という条件があり、その条件に合致しなければ冒頭解散はない、しかし、今後、みずからの政策を通してゆくには、都議会で多数を取らないと難しくなる。その場合、政治的にもおおさか維新と連携して自民党東京都連と対抗していくのか、それとも今の都連の政治家の中から協力勢力を求めるのかが注目点となるだろう。
(えびなたろう)

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