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2016/08/07

07-原爆の日 日米で世界に尽くしたい

07-原爆の日 日米で世界に尽くしたい       (2016-08.07.)

 広島は、被爆から71年となった。犠牲者を悼み、惨禍の記憶を継いでいく営みに終わりはない。改めて深く頭(こうべ)を垂れたい。

 今年の原爆の日は、この追悼の思いが、さらに広がるなかで迎えられることになった。オバマ米大統領と安倍晋三首相の訪問は、「8月6日」の意義を広げた。

 かつての交戦国のリーダーがともに献花する姿が示したのは、過去のわだかまりを超えて日米がともに歩もうとする道だった。

 唯一の核兵器使用国と被爆国がなすべきは、核兵器による脅威を減らし、世界の安定に貢献することにほかあるまい。

 それは、理想論や主義主張でなし遂げられるものではない。オバマ氏が核兵器なき世界を訴えた2009年のプラハ演説以降も、脅威は格段に増している。北朝鮮は核とミサイルの開発を続け、核保有国宣言までした。

 北朝鮮に対応するため、米国と韓国は最新鋭の地上配備型迎撃システムである高高度防衛ミサイル(THAAD)を在韓米軍に配備することを決めた。高性能のXバンドレーダーが内陸に及ぶとして中国が反発していたが、押し切った。現実的なリスクの低減を進めていくことこそ、米国が担うべき役割だろう。日本も積極的にアジアの安定に寄与したい。

 米国内では中国などが仕掛ける歴史戦にも惑わされ、日本に対する否定的な世論も根強い。これを抑え、原爆投下の是非という歴史認識の問題があってもなお日米が同盟を再確認した意味は大きい。中国の露骨な覇権への意思にくさびを打ち込むことにもなる。

 国内に目を転じれば、広島は左翼教条的な「反核平和」運動の象徴ともなってきた。それは安保関連法を「戦争法」とする難じかたと通じる。しかし平和は教条では守れない。現実を直視しない姿勢は、一国平和主義という批判も浴びてきた。このような独りよがりは終わりにすべきである。

 また米国には、共和党大統領候補に指名されたトランプ氏のような日米同盟軽視の声があるのも事実だ。自国の十全な防衛があって他国との同盟があるということも改めて確認しておきたい。その上で、日米で世界の安定に貢献する道を考えたい。これは、広島、長崎の犠牲者の御霊(みたま)に背くものではない。
(えびなたろう)

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