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2016/08/06

06-都知事と陸自第1師団 首都防衛警備の要

06-都知事と陸自第1師団 首都防衛警備の要        (2016-08.06.)

<小池氏との連携に注目>
 陸上自衛隊には、東京を含む首都圏1都6県の防衛警備を担当する「第1師団」という部隊がある。司令部を練馬駐屯地(東京都練馬区)に置き、約6300人で構成されている。「1」という数字を冠するため「頭号師団」とも呼ばれる。この部隊が、いかに重要で歴史が古いかが分かる。

 同師団は、自衛隊の前身である警察予備隊時代に、第1管区隊として発足した。安保闘争時代には、万が一の治安出動に備えて、国会議事堂をデモ隊から守るための戦車を使用した訓練をしたこともある。出動こそしなかったが、練馬駐屯地や市ケ谷駐屯地(現在の防衛省)で約2万人が待機していた。

 また、1995年の地下鉄サリン事件にも出動した。化学防護服を着用し、地下鉄車内の除染活動などを行った。2001年9月11日のニューヨーク同時多発テロを受け、第1師団は他の部隊に先駆けて、首都圏で戦闘になったケースを想定して、市街地戦闘訓練を実施した。02年には「政経中枢師団」として、これまでの敵戦車や装甲車と戦う野戦型ではなく、都市型戦闘部隊として生まれ変わり、対テロなどに力を入れている。

 まさに、東京を守る要である。そこで、歴代東京都知事は、毎年4月に行われる第1師団創立記念行事に出席している。今年も4月10日、第1師団の創立54周年記念式典が行われた。小池百合子都知事は毎年、元防衛相として、さらに練馬区を選挙区とする衆院議員として同式典に出席してきた。小池氏は今年も臨場していたが、3カ月半後に都知事となることを予見していたかのようだ。

 式典以外にも、小池氏は師団のお祭りなど、細かい行事にも積極的に顔を出してきた。頻繁に顔を見せて、自衛官たちと対話する姿勢から、第1師団の隊員たちから寄せられる信頼は厚い。
1360万都民の生命と財産を預かる小池氏が今後、どのように自衛隊と連携していくのか注目していきたい。(菊池雅之;フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。)
(えびなたろう)

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