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2016/07/05

05-都知事候補 選考する側に理念あるか 

05-都知事候補 選考する側に理念あるか        (2016-07.05.)

14日に告示を迎える東京都知事選の候補選びが混沌(こんとん)としている。
2代続けてお粗末な退任が続いた後の選挙である。2020年東京五輪・パラリンピックの開催都市の新しい顔に、ふさわしいのは誰か。

 その選択肢を政党は冷静かつ厳格に提供しなければならない。しかし、現状はどうだろうか。先行する自民党の動向に、強い懸念を抱かざるを得ない。
 自民党には、東京都連を中心に前総務事務次官の桜井俊氏への待望論が根強かった。人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親であり、官僚出身者として行政手腕に秀でている、などが理由に挙げられた。

 ひと言でいえば、「知名度」や「手堅さ」でこの知事選を乗り切れる、という判断だろう。
 一方、衆院議員の小池百合子元防衛相が6月29日に出馬を表明していた。これには都連や首相官邸サイドから「やや違和感がある」といった拒否反応もあった。
 だが桜井氏の出馬しない姿勢が固いことが伝えられると、小池氏は「有力な候補の一人」に変わった。政権幹部は「桜井氏が固辞すれば、小池氏でもいい」と周囲に語ったという。いったいどういう理念で候補選びが行われているのだろうか。

 政党が「勝てる候補」に乗りたいのは分かるが、自分が勝ち組に回ることより、今はもっと大事なことがある。都政への信頼回復を託せる人物を探し出し、都民の判断を仰ぐことであろう。
<都知事候補 選考する側に理念あるか>
舛添要一前知事は、政治資金の使途をめぐる公私混同ぶりが批判されて辞職した。候補には「政治とカネ」の問題で足をすくわれる心配のない、清廉さがとりわけ求められる。こんな問題が候補選びの重要なポイントになること自体、恥ずかしいことでもある。

 都民1300万人の生活と安全を守るという、都知事本来の仕事も極めて重大だ。むろん、東京五輪の円滑な開催に向けて、力量を発揮してもらわねばならない。「五輪後」の東京を見据えた都市政策も求められる。

 候補となる人物がこれらをどう考えているか。それを明らかにするのが出発点といえよう。「勝てそうな候補」を選んでも、任期や職務を全うできる保証はない。まだ様子見の民進党にも同じことを求めたい。
(えびなたろう)

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