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2016/06/21

21-「孤立」回避に奔走する中国

21-「孤立」回避に奔走する中国          (2016-06.21.)

中国の王毅外相は世界の要人に会うたびに、南シナ海における領有権の正当性を語り、相手国から「域外国の干渉を排除すべし」との言葉を引き出そうとする。「域外国」とは、南シナ海の沿岸国を除く日米や欧州など主要国を指している。

もっとも“王毅工作”が成功しているのは、中国が経済支援しているアフリカ、中東の一部などアジア太平洋地域とは無縁な国が多い。最近では東欧ハンガリーの外相や南太平洋の火山島バヌアツ政府などであった。

ところが、主要国が相手だとこうはいかない。オタワで外相会談後の記者会見で、人権や南シナ海をめぐる懸念を質問したカナダ人記者に、王毅外相が血相を変えて「偏見に満ちており、傲慢だ」との長い説教調が、かえって反発を生んだのは周知の通りだ。

メルケル独首相と会談した習近平国家主席は、「核心的利益に配慮すべし」と南シナ海問題への介入を牽制(けんせい)した。メルケル首相は、13日の李克強首相との会談で「法に基づく統治と人権に関する対話も重要だ」と応じ、中独蜜月関係にも隙間風が吹いてきた。

これらの孤立回避外交も、外務省会見では嫌みな質問にさらされる。外国人記者が「南シナ海問題で中国を支持しているのは、すべて小国、貧困国であり、フィリピンが頼っているのは日本、米国など大国および尊敬されている欧州連合(EU)、主要7カ国などだが?」と聞いた。

これに対して華春瑩報道官は「西側メディアがもつ傲慢さ、偏見、俗物性を見た」と答え、「国の大小、貧富を問わず一律平等で、尊敬を受けるべきである」と妥当な答弁だった。もっとも、数年前の東南アジアの会議で、中国公船による威嚇に対する対中批判に、当時の楊潔キ外相の反論はその逆であった。

「中国は大国であり、その他の国々は小国である。これが事実だ」確かに中国は大国であり、「その他の世界は、中国と折り合いをつけざるを得ないということも事実だ」と皮肉まじりに書いた。<以下省略>
(えびなたろう)

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